コンビニ弁当の食べ方~幕の内弁当編~

『幕の内弁当』は、丼ものや麺類より栄養バランスが良くお勧めですが、そのまま全部食べてしまうと、塩分の摂りすぎや、お弁当の内容によってはカリウムやリンの摂りすぎにもつながります。

『このお弁当を全部食べると、どのくらいの塩分なのかな』
『じゃあ、何を取り除けば摂りすぎずにすむのかな』

このように、お弁当を買うとき、食べるとき、『摂りすぎ』にならないよう確認しましょう。

コンビニ弁当の食べ方~幕の内弁当編~
コンビニやお弁当屋さんでは、1食あたりの栄養成分を表示したお弁当もありますので、参考にしてみましょう。
このお弁当の栄養成分 1食あたりの目安量※1 目安量との比較
エネルギー:866kcal
たんぱく質:35.3g
カリウム:857mg
リン:440mg
食塩相当量:6.2g
エネルギー:596kcal
たんぱく質:19.3g
カリウム:667mg
リン:289mg
食塩相当量:2g
エネルギー: 145% たんぱく質:183% カリウム:128% リン:152% 食塩相当量:310%

このお弁当の栄養成分

エネルギー:866kcal
たんぱく質:35.3g
カリウム:857mg
リン:440mg
食塩相当量:6.2g

1食あたりの目安量※1

エネルギー:596kcal
たんぱく質:19.3g
カリウム:667mg
リン:289mg
食塩相当量:2g

目安量との比較

エネルギー: 145% たんぱく質:183% カリウム:128% リン:152% 食塩相当量:310%

※1

:標準体重50~60kg(55kgで算出)、週3回血液透析の方の場合
   食事療法基準※2に基づいて、1日を3等分にして上記の通りに算出
(目安量は体重によって個人差がありますので、具体的な量については「これだけは知っておきたい食事管理のポイント」をご参照ください。)

※2

:日本腎臓学会編「慢性腎臓病に対する食事療法基準2014年版」、東京医学社、2014

※お弁当の栄養成分は一例です。おかずの中身によって成分は異なりますので、ひとつのご参考としてください。

このお弁当を食べるときのポイントは・・・とくに「塩分」が多いです!

すべて食べると1日分相当の塩分になりますので、おかずを調整しましょう。

減塩のために省くおかずは?
漬物(梅干も)、佃煮…少量でも高塩分 パックしょうゆ、ソース…おかずには下味がついています。 ソーセージ、シューマイ、かまぼこ、ちくわなどの加工食品…食塩がしっかり入っています。
「リン制限」を指示されている方は?
  • 加工食品・・・塩分と同時にリンも多いです。
  • 肉や魚などのおかず・・・
    メインのおかずを先に決めて量を調整しましょう。
「リンを控える方」は?
「カリウム制限」を指示されている方は?
  • リンと同様に、おかずの量を調整しましょう。
  • 生果物が入っている場合は、注意しましょう。
「カリウムを控える方」は?
たとえば、イラストのお弁当から塩分の調整をする場合。

【減塩のポイント】の通りにすると…6.2g⇒2.8g!! …約半分に減らせます。

普段食べているお弁当の中身はいかがでしょうか?
こちらをご参考に、摂りすぎないよう食べ方を工夫してみましょう。