一般・患者さん・ご家族の皆さま

医療関係者の皆さま

株主・投資家の皆さま

ニュースリリース

企業情報

研究開発活動

CSR活動

キッセイの想い。

  • 2017
  • 2016
  • 2015
  • 2014
  • 2013
  • 2017
  • 2016
  • 2015
  • 2014
  • 2013

ニュースリリース一覧に戻る

その他

2002年11月 1日

トラニラストの特許権訴訟勝訴のお知らせ

 キッセイ薬品工業株式会社(代表取締役社長 神澤陸雄)は、当社のトラニラスト〔製品名:リザベン(アレルギー性疾患/ケロイド・肥厚性瘢痕治療薬)〕の製法特許権に基づき、トラニラスト原末及び後発品トラニラスト製剤の製造・販売会社である白鳥製薬株式会社、株式会社三恵薬品など9社に対し、平成2年以降東京地方裁判所に製造販売の差止・損害賠償の支払いを求めて提訴し、平成12年3月の請求棄却判決を受けて同年4月に東京高等裁判所に控訴しておりました。

 昨10月31日、東京高等裁判所は被控訴人(被告)ら9社に対し当社請求額の全額である15億8427万円(昨日までの遅延賠償金を含むと総額23億円余り)の損害賠償の支払いを命じる当社勝訴の判決を言い渡しましたので、お知らせ致します。

 本件事件の主たる争点は、被控訴人(被告)らが主張した被控訴人トラニラストの製造方法は原末メーカーである被控訴人白鳥製薬によって現実に実施されていた方法であるのか、被控訴人らが証拠として提出した製造記録は本物の製造記録であるのか、あるいは裁判の証拠として提出するために捏造された製造記録であるのかという点にありました。

 本判決は、被控訴人(被告)白鳥については、「実施してきたトラニラストの製造方法とは異なる被告主張方法を抗弁として主張し、実施していない虚偽の製造方法を記載した本件製造記録を自ら捏造して、これを書証として裁判所に提出した」として製造記録の捏造を厳しく断じるとともに、その余の被控訴人らについても白鳥製薬の「実際の製造方法及び本件製造記録が本物かどうかについて、自らは具体的な調査確認をせずに」主張立証をしてきた訴訟活動を民事訴訟法上の真実義務の点から厳しく断じております。

 そして、平成2年の提訴以来11年目にして控訴審に提出された被控訴人らによる第2の製造方法の主張及び第2の製造記録等の証拠提出については、被控訴人らの訴訟活動は「公正さを欠き、信義誠実に著しく反するもの」であって、「本件訴訟の完結をこれ以上遅らせることは到底許容できない」として、いずれも時機に後れた防御方法として却下しました。その上で本判決は、被控訴人らには特許法104条の推定を覆滅するにたる事由はないと認定し、被控訴人らのトラニラスト原末の製造販売及びトラニラスト製剤の製造販売行為は当社特許権を侵害するものであると認定したもので、当社の請求を棄却した原審判決を取り消して、被控訴人各社に対して当社がその侵害行為により喪失した利益相当額を損害賠償金として、当社が請求した全請求額(15億3427万円)において認め、また控訴審での弁護士費用相当損害額の賠償(総額5000万円)及び訴訟費用の全額の支払いを命じています。

 今回の判決は、当社が原審より主張し続けた被控訴人(被告)らによる製造記録の捏造を伴う当社特許権の侵害行為を裁判所が全面的に認めたものであり、裁判所の優れた判断が最終的に示されたものとして高く評価しております。また、当社請求額の全額が認められたことから、当社の完全な勝訴であります。

 トラニラスト特許権に基づく一連の損害賠償訴訟では、名古屋事案については平成10年に名古屋高等裁判所において当社勝訴の判決が為され、富山事案についても平成12年に名古屋高等裁判所金沢支部において当社勝訴の判決が為されて、いずれも当社の主張が認められています。これらは、特許権による製品保護を図る当社の断固とした姿勢が貫かれた結果であると考えます。

 当社は、今後も新薬の研究、開発に努めるとともに、当社知的財産権に関してはその権利取得及び権利保全を図り、当社の知的財産権の侵害に対しては断固とした姿勢で臨む所存です。



以上



≪ご参考≫

被告(被控訴人)会社名
白鳥製薬株式会社 千葉県習志野市
三恵薬品株式会社 東京都千代田区
菱山製薬株式会社 大阪府大阪市
進化製薬株式会社(清算会社) 東京都世田谷区
ソルベイ製薬株式会社 東京都北区
(旧:幸和薬品株式会社)
扶桑薬品工業株式会社 大阪府大阪市
科研製薬株式会社 東京都文京区
ニプロ株式会社 大阪府大阪市
(旧:株式会社ニッショー)
旧菱山製薬販売株式会社 大阪府大阪市
(承継人は菱山製薬株式会社)