その他
2004年12月21日
世界最小 血糖自己測定器「フリースタイルフラッシュキッセイ」新発売のお知らせ
キッセイ薬品工業株式会社(代表取締役社長:神澤陸雄)は、12月22日(水)より、世界最小の血糖自己測定器「フリースタイルフラッシュキッセイ」を新発売します。
糖尿病の国内患者数は約740万人、予備軍を含めると約1,620万人(2002年厚生労働省データ)と推定されており、その数は年々増え続けています。血糖値の自己測定は、主にインスリンの自己注射を必要とされる糖尿病患者さんが、血糖のコントロール状況を把握するために行うもので、現在血糖自己測定を行っている患者さんの数は約50~60万人と推定されています。
「フリースタイルフラッシュキッセイ」は、当社がニプロ株式会社より販売権を取得し、平成14年3月から販売している「フリースタイルキッセイ」を下記のように更に使いやすく機能を向上させた製品です。
(1)メーターは世界最小サイズ(巾41mm×高さ76mm×厚さ20mm、重量約39g)と非常にコンパクトになり、携帯性に優れています。
(2)測定時間が従来の約15秒から約7秒と短縮化されました。
(3)バックライト機能の搭載により暗いところでも画面が見やすくなっています。またテストライト機能の搭載により、血液吸入部位をライトで照らすことができます。
(4)測定時刻をアラームで知らせるアラーム機能、日時表示機能を搭載しています。
先行機種「フリースタイルキッセイ」の「世界最少必要採血量の0.3μLで正確に血糖値を測定でき、指先に限らず痛点の少ない前腕部、大腿部等でも測定できる」という特性はそのままに、機能を向上させた「フリースタイルフラッシュキッセイ」は、患者さんのQOL(クオリティオブライフ)の更なる向上に寄与する製品です。なお、販売は医薬品卸を通じ、医療機関・薬局向けに行います。また、「フリースタイルキッセイ」も継続して販売します。
当社では糖尿病領域を重点領域の一つに位置付けています。本年5月には食後高血糖を改善する速効型インスリン分泌促進薬「グルファスト錠」を発売したほか、SGLT2阻害剤「KGT」(開発コード)などの新規糖尿病用薬の研究・開発を推進しています。「KGT」は現在、技術導出先のグラクソ・スミスクラインにより海外で第Ⅱ相臨床試験が行われています。
以上
≪フリースタイルフラッシュキッセイの特性≫
1.世界最小サイズの血糖自己測定機器
非常にコンパクトなサイズのため、携帯性に優れています。
2.世界最少必要採血量
わずか0.3μLの血液量で血糖値が測定できます。使用するセンサーはフリースタイルキッセイと共通です。
3.速やかな測定時間
メーター計測時間はわずか7秒程度です。
4.からだにやさしい測定部位
指先だけでなく、痛点の少ない部位からの測定が可能です。
5.便利な機能を搭載
バックライトとテストライト、アラーム機能、日時表示機能を搭載し、機能性に優れています。
≪製品概要≫
■製品構成
血糖値測定メーター、穿刺器、穿刺用針、測定センサー、グルコースコントロール液
■販売
キッセイ薬品工業株式会社