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医薬品

2010年4月30日

前立腺肥大症治療薬「遺伝子組換え型プロアエロリシン」に関するライセンス契約締結のお知らせ

 キッセイ薬品工業株式会社(本社:長野県松本市、代表取締役社長:神澤陸雄)は、プロトックス社(本社:カナダブリティッシュコロンビア州バンクーバー市、CEO : Fahar Merchant)が開発中の前立腺肥大症治療薬「遺伝子組換え型プロアエロリシン(proaerolysin)」を、日本で独占的に開発・販売する権利を取得する契約を締結しましたのでお知らせ致します。

 前立腺肥大症は高齢化に伴い前立腺が肥大し、尿道を圧迫することにより頻尿や残尿などの排尿障害を起こす病気で、50歳代の男性の約半数、80歳以上の男性の80%を超える人がこの症状を呈します。前立腺肥大症に対しては、まず薬物治療が行われますが、重症化するに伴い経尿道的前立腺切除術などの外科的治療が施されます。
 本剤は、グラム陰性菌が産生する蛋白質を不活化した「プロアエロリシン」を前立腺の局所に注入する薬剤であり、前立腺内に局在している前立腺特異抗原(PSA)の蛋白分解酵素作用により前立腺内で活性化されます。この活性物質が肥大した前立腺を縮小し、症状を軽減させます。 当社は本剤により、前立腺肥大症に対する新たな治療法を提供できるものと期待しております。

 現在、プロトックス社は本剤の臨床開発をカナダおよび米国において実施しており、同社により前立腺肥大症患者さんを対象として実施された第Ⅱ相臨床試験の中間解析において、本剤は前立腺サイズの縮小作用により、プラセボ(偽薬)投与群と比較して国際前立腺症状スコア(IPSS)変化量を有意に改善しました。

 当社は、泌尿器科領域を重点領域にしており、前立腺肥大症に伴う排尿障害改善薬「ユリーフ®錠」(一般名:シロドシン)を国内外において展開しております。 また、過活動膀胱治療薬「KUC-7483」(創製品)は国内にて第Ⅲ相臨床試験中であり、「遺伝子組換え型プロアエロリシン」の導入は泌尿器科領域製品ラインアップの さらなる強化となります。


以上



≪ご参考≫

プロトックス社(Protox Therapeutics Inc.)について
カナダブリティッシュコロンビア州バンクーバー市に本社を置き、革新的な融合蛋白質製剤の開発を専門とするベンチャー企業で、現時点で販売製品はありません。現在、本剤(遺伝子組換え型プロアエロリシン)を含む2製品が臨床開発段階にあります。

「遺伝子組換え型プロアエロリシン」について
「遺伝子組換え型プロアエロリシン」は、グラム陰性菌であるアエロモナス・ヒドロフィラで初めて見出された蛋白質の「プロアエロリシン」を原型として、それを不活化した融合蛋白質です。本剤はプロドラッグであり、蛋白質の働きを不活化させるための制御蛋白質が結合されており、工学的に生成されたものです。前立腺内に局在している前立腺特異抗原(PSA)の蛋白分解酵素作用により、この結合が切断され、活性化されることで肥大した前立腺を縮小させ、前立腺肥大症の症状を軽減させます。