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「シェーグレン症候群」とは?

「口が渇く」「目が乾く」……そんな乾燥症状が続いていたら、もしかしたら“シェーグレン症候群”が原因かもしれません。
症状がひどくなると、毎日の生活の中で困ることがたくさん出てくるのです。

口や目がかわくし、なんだか疲れやすい……【症状】

「口の中がネバネバする」
「目がゴロゴロする」
「なんだか疲れやすくて、やる気が出ない」……
通常、このような症状を病気と思うことは少ないかもしれません。しかし、体のあちこちが乾燥したり、気分が落ち込んだりする“シェーグレン症候群”という病気が原因になっていることがあります。
シェーグレン症候群の症状は非常にさまざまで、個人差が大きいことが特徴です。

代表的な症状

乾燥症状

シェーグレン症候群のもっとも代表的な症状は、ドライマウス(口の渇き)ドライアイ(目の乾き)です。
唾液腺や涙腺の働きが低下してしまうことで、唾液や涙が出にくくなります。ドライマウスとドライアイの自覚症状はさまざまであり、症状がひどくなると日常生活にもたくさんの障害が生じます。

一般的な症状

関節が痛い、疲れやすいなどの全身症状が多くみられ、何事にもあまりやる気が出ないことがあります。

そのほかの乾燥症状

シェーグレン症候群では全身の外分泌腺の働きが低下します。そのため、体のあちこちに乾燥症状がみられることがあります。
汗が出にくくなることで皮膚が乾燥したり、鼻が乾いたり、また、腟の乾燥により性交時痛が起きることもあります。

耳下腺の腫れ

唾液腺のひとつである耳下腺に炎症がおこり、耳の下あたりが腫れることがあります。

皮膚症状

輪の形をした紅い皮疹(環状紅斑)が体に出ることがあります。
また、寒さなどが原因で指先が白くなり、その後に紫色や赤みを帯びて、しびれやこわばりを生じるレイノー現象がみられることがあります。

合併症

シェーグレン症候群は、単独で発病する場合と、膠原病に合併して発病する場合があります。なかでも関節リウマチに合併することが多く、リウマチの症状とあわせて乾燥症状がみられることがあります。
シェーグレン症候群は、全身の臓器病変の頻度は少ないですが、“かわき”によって生活の質(QOL:クオリティ・オブ・ライフ)をいちじるしく低下させてしまう病気なのです。

どうして唾液や涙が出にくくなるの?【原因】

免疫システムの異常

シェーグレン症候群は、「自己免疫疾患」のひとつであることがわかっています。これは、免疫システムに異常がおこり自分自身の正常な組織を攻撃してしまう病気です。さまざまな要因が重なり合って、免疫システムに異常がおこり発症すると考えられていますが、原因は完全には明らかになっていません。

唾液や涙が出にくくなるメカニズム

シェーグレン症候群の患者さんは、異常な免疫システムが自分自身の唾液腺と涙腺を攻撃してしまいます。その結果、唾液腺と涙腺に慢性的な炎症がおこり、機能が低下し唾液や涙が出にくくなるのです。

“シェーグレン”という病名の由来【歴史】

「シェーグレン症候群」という病名は、スウェーデンの眼科医ヘンリック・シェーグレン博士(1899-1986)によって1933年に発見されたことに由来しています。
この発見を契機に、シェーグレン症候群という疾患概念が提唱されました。現在では、ドライマウスとドライアイをおもな症状とし、全身の外分泌腺が障害される代表的な自己免疫疾患として世界中で認識されています。

患者さんの傾向【疫学】

女性に多い病気

シェーグレン症候群は、男性よりも圧倒的に女性に多い病気です。なかでも中年の女性に多くみられる傾向がありますが、若年者や高齢者も少なくありません。患者さんの数は年々増えており、病気に気づいていない人が非常に多いといわれています。

監修

筑波大学医学医療系内科(膠原病・リウマチ・アレルギー) 教授 住田孝之 先生

慶應義塾大学医学部 眼科学教室 教授 坪田一男 先生

鶴見大学歯学部 病理学講座(ドライマウス外来) 教授 斎藤一郎 先生

2017年改訂