ホームヘルパーは、介護が必要な人（要介護者）が自宅でいきいきとした暮らしができるよう、ご自宅を直接訪問して日常生活の支援を行う、介護サービスの提供者です。事前にケアマネジャーと要介護者・ご家族が相談して決めた実施内容（ケアプラン）に沿ってサポートします。
サービスの内容は、おもに身体介護サービスと生活援助サービスが挙げられます。
身体介護サービスとは、食事や入浴、排泄、着替え、服薬、移動の介助など、身体に直接触れて行うサービスです。
生活援助サービスは、料理や掃除、洗濯、日用品の買い物、薬の受け取りなど、家事や身の回りの世話を行います。ただし、要介護者以外のために行うことや、日常的な家事に該当しないことは「生活援助」には当てはまらないので注意が必要です。
また、これら以外にも、通院や買い物など、日常生活に必要な外出に付き添う、通院・外出介助サービスもあります。
こうしたサポートで要介護者の自立を支えることは、家族の精神的・身体的負担の軽減にもつながります。

訪問介護は、要介護1〜5の認定を受けた方が利用できます。また、要支援1・2の方も「介護予防訪問介護」として一部のサービスを受けられます。利用したい場合は、担当のケアマネジャーに相談するとよいでしょう。