妊娠中期以降に必要な食事の注意
赤ちゃんは発育に必要な栄養を、すべて胎盤を通してお母さんから摂ります。妊娠中の栄養は、赤ちゃんの発育とお母さんの健康維持のために重要です。
1バランスの良い食事を心がけましょう。
下の6つの基礎食品を毎日上手に組み合わせて食べ、バランスのとれた食事を心がけましょう。
2妊娠前の体型(BMI など)別の理想的な体重増加量を知って体重を管理しましょう。
平均的な体格の人は、7~12kg程度の増加が理想的ですが、やせ型の人はこれより多く、肥満型の人はこれより少ない増加が望まれます。
肥満型の人は、医師の指示を仰ぎながら体重を管理しましょう。なお、平均的な人、やせ型の人は、妊娠中期以降は、1週あたり0.3~0.5kg の体重増を目安にしましょう。
BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
【理想的な体重増加量】
妊娠前の体型 | 理想的な体重増加量 |
---|---|
肥満型(BMI 25 以上) | 医師に相談 |
平均型(BMI 18.5 ~25) | 7~12 kg |
やせ型(BMI 18.5 未満) | 9~12 kg |
★太りすぎ予防のポイント
- 1) 規則正しい食事をしましょう。
- 2) 早食いをさけてゆっくり食べましょう。
- 3) 甘いものを控えましょう。
- 4) 間食や夜食を控えましょう。
- 5) 散歩などの適度な運動をしましょう。
- 6) 寝る前の2~3時間はものを食べずに過ごしましょう。
3鉄分をしっかり摂って、貧血を予防しましょう。
鉄分と、鉄分の吸収をよくする栄養素(ビタミンB6、B12、葉酸など)もしっかり食べましょう。
- ■鉄分を多く含む食品
レバー、黄卵、干しワカメ、ひじき、ほうれん草、ごま - ■ビタミンB6を多く含む食品
レバー、魚類、黒砂糖、肉類 - ■ビタミンB12を多く含む食品
レバー、納豆、卵、牛乳、海藻ワカメ - ■銅を多く含む食品
レバー(牛、豚)、貝類、魚類、カキ、ごま - ■葉酸を多く含む食品
レバー、豆類(大豆)、とうふ、緑黄色野菜
4カルシウムを不足しないように摂りましょう。
カルシウムを多く含む食品
牛乳、チーズ、ヨーグルト、小魚、海藻など
5減塩食を心がけましょう。
美味しい減塩食アレコレ
- ・レモン、ショウガなどを上手に利用しましょう。
- ・旬のもの、新鮮なもので、素材の味を楽しみましょう。
- ・インスタント食品や加工食品は控えましょう。