妊娠中の生活についての注意事項
日常生活のポイント

妊娠中を快適に過ごすためには、妊娠前とは違った生活上の注意が必要です。
また、妊娠中は、無理をせず、疲れたら休むよう心がけましょう。
つわり
妊娠の初期には、ほとんどの人にみられますが、程度や期間は個人差が大きく、まったく症状のない人もいます。
主な症状は、吐き気や嘔吐ですが、食べ物の好みが変わったりする人もいます。
つわりの時には好きなものを少量ずつ食べましょう。食べられない場合は、水分の補給をしっかり行いましょう。
つわり時の食事
- 軽い食事を1日5~6回に分けて食べましょう
- 食べやすく、胃にやさしいものを選びましょう
- 特に起床時の空腹時には、すぐに食べられるもの(ビスケットなど)を用意しましょう
たばこ・お酒

たばことお酒は赤ちゃんの発達を妨げます。
特にたばこ(ニコチン)は血管を細くするため、十分な酸素が赤ちゃんの体内に行き渡らなくなり、育ちが悪くなります。
妊娠中のおくすり

おくすりを処方されたときは、必ず医師に妊娠中であることを伝えてください。妊娠前からおくすりを飲んでいる人は、産科の主治医にチェックしてもらいましょう。
便秘
妊娠中は運動不足やホルモンの影響により、腸の動きが悪くなったり、大きくなった子宮で腸が圧迫されるため、便秘になりやすくなります。
- 食物繊維・水分を十分に摂りましょう
- 毎朝冷たい水や、牛乳を飲みましょう
- なるべく体を動かし、腸の動きをよくしましょう
- 毎朝決まった時間にトイレに行く習慣をつけましょう
歯の衛生
つわりによる食生活の変化や、歯磨きが十分できないなどのため虫歯や歯ぐきの病気にかかりやすくなります。
妊娠したら歯のチェックを受けましょう。虫歯がある人は早めに治療しましょう。
- カルシウムをしっかり摂りましょう。
- 食後は歯磨きを忘れずに。