妊娠初期に注意すべきこと
日常生活のポイント

妊娠中を快適に過ごすためには、妊娠前とは違った生活上の注意が必要です。
また、妊娠中は、無理をせず、疲れたら休むように心がけましょう。
切迫流産
赤ちゃんがおなかの外では育つことができない時期(22週未満)に妊娠が中断してしまうことを流産といいます。流産しそうな状態(切迫流産)では、出血、下腹部痛があります。
おりものに混じる程度の少量の出血(おりものが茶褐色になる程度の出血)や、軽い痛みの場合は安静にして、少し様子をみていただいてもかまいませんが、出血や下腹部痛が続いたり、ひどくなる場合は、すぐに主治医に連絡してください。
妊娠悪阻(にんしんおそ)

妊娠初期にはむかつきや嘔吐、食べ物の好みが変わるなどの症状(つわり)がみられます。
こうした症状が重症な場合を妊娠悪阻といいます。
通常、胎盤ができあがる妊娠16週頃までにはおさまってきますが、以下のようなときは主治医を受診してください。
- 1日に10回以上も吐く
- 水も飲めない・何も食べられない状態が続く
- 体重が減少する(体重の3-5%が目安)
- トイレの回数が目に見えて減る、体重が急激に減る(脱水症状)