「快尿食」秋のレシピ栗と豚肉の炊き込みご飯

栗と豚肉の炊き込みご飯

なぜこのレシピ?

“食欲の秋”を代表する食材の一つである栗。栗のホクホクさと、ほのかな甘みを味わうためには、炊き込みご飯がお勧めです。炊飯器で炊くことにより、じっくりと熱が加えられ、蒸されるので、栗がもつ本来の味を楽しむことができます。

今回は旬の栗に、筋肉組織の増強、免疫力の向上、血流改善効果がある「アルギニン」が含まれる豚肉とごまを組み合わせた炊き込みご飯です。素材それぞれの旨味を活かした秋を楽しむ一品です。お手軽に楽しみたい方は、生栗のかわりに下処理が不要な甘栗を使ってもおいしくできます。甘栗の場合には皮をむくだけで使えますので、お試しください。

快尿プラスワン

豚肉やごまには、アミノ酸の一種である「アルギニン」が豊富に含まれています。

アルギニンは、膀胱に柔軟性を与える一酸化窒素(NO)と呼ばれる物質の産生を高めます。その結果、膀胱に尿を十分に溜め、スッキリ出し切ることができるようになり、気持ちのよい快尿をもたらします。

ごまは、潰すことで風味の良さだけではなく、消化されやすくなり、アルギニンや他の栄養素の吸収率も高めることができます。

材料(1回分)※2人前

生栗(甘栗でも可)

6個

豚モモ肉(薄切り)

100g

ごま油

大さじ1

生しいたけ

1個

にんじん

30g

1合

大さじ1

砂糖

小さじ1/2

しょうゆ

大さじ1/2

適量

いり白ごま

小さじ1

生栗の下処理方法

栗はよく洗い、たっぷりの水に浸して半日以上つけておく

つけていた水は捨て、栗の水気を切る。炊飯器に栗を入れ、水を栗より3cm上まで入れて標準の炊飯ボタンを押す

炊飯が終わったら栗をボウルに移し、粗熱を取る。栗の底面を包丁で切り落とし、鬼皮をむく

渋皮は栗の底面から包丁を入れ、面を取るようにむく。むいたらすぐに水につけ、30分以上あく抜きをする

作り方

しいたけは軸を取って0.2cm幅の薄切りにする。にんじんは0.4cm幅の細切りにする

豚モモ肉は2cm幅に切る

フライパンにごま油をひき、しいたけ、にんじん、豚モモ肉、下処理した栗を入れ、中火で2分ほど炒める。豚モモ肉に火が通ったら火を止め、粗熱を取る

炊飯器の内釜に洗った米、酒、砂糖、しょうゆを入れた後、水を1合の目盛りまで入れる。調味料が全体になじむように混ぜ、米を平らな状態にする

(3)を(4)に入れて通常の炊飯をする。炊き上がったら全体を混ぜ、器に盛った後にごま※1を指先でひねって軽くつぶしながら全体に振りかける

※1ごまについて:ごまはすりごまでも良いですが、食べる直前につぶすことで香味成分が出て風味が増しますので、いりごまをお勧めします。