「経血量が多すぎる」という症状から考えられる疾患には次のようなものがあります1)。
- 子宮筋腫
- 子宮腺筋症
- 子宮内膜ポリープ
- 子宮体がん・前がん病変(子宮内膜異形増殖症)
経血量は実際に測定することが難しく、他人と比較する機会もほとんどないため、自分の経血量が多いのか少ないのか、普通なのかは判断が難しいですよね。
では、「経血量が多い」というのは、具体的にどの程度の量を指すのでしょうか。
経血量には個人差がありますが、日本産婦人科医会では、正常な経血量は「20~140g」とされています2) 。一般的には、経血量の多い日でも、1日あたりの生理用品は6セット以内だといわれています。
こんな症状がある場合には特に注意!
- 1~2時間おきに生理用品を交換しないといけない
- レバーのような血の塊が出る
- 血液検査で貧血を指摘された
- 生理の時に寝込む
上記のような症状がある場合は、婦人科の受診を検討しましょう。
当てはまらない場合でも、気になる症状がある場合には婦人科の受診を検討しましょう。
1)百枝幹雄ほか. 看護学テキストNiCE 病態・治療論[13]産科婦人科疾患 改訂第2版 2025: 南江堂
2)日本産婦人科医会ホームページ 女性の健康Q&A:正常な生理(月経)の目安を教えてください!
2)日本産婦人科医会ホームページ 女性の健康Q&A:正常な生理(月経)の目安を教えてください!
2025年12月作成



