開発の経緯

サビーン

 抗悪性腫瘍剤の血管外漏出は、周囲の組織に障害を起こし、発赤、腫脹、疼痛、水疱形成、壊死、潰瘍化など、様々な自他覚症状を引き起こします。

 その中でも、アントラサイクリン系抗悪性腫瘍剤は壊死起因性抗悪性腫瘍剤に分類され、漏出した薬剤が少量であっても重度の組織障害や組織壊死を生じ、患者に大きな負担・苦痛を強いる可能性があります。このためアントラサイクリン系抗悪性腫瘍剤の血管外漏出時には、初期段階での適切な処置が重要となります。

 デクスラゾキサンは、アントラサイクリン系抗悪性腫瘍剤の血管外漏出時の唯一の治療薬として、米国及び欧州の30ヵ国以上で承認され、Savene®(欧州)及びTotect®(米国)の販売名で発売されています。

 本邦においては、医療関係者より当該薬の開発要望がなされ、厚生労働省が設置した「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」において必要性が高い薬剤であると評価され開発企業の公募が行われました。キッセイ薬品工業株式会社がこれに応じ、開発を進め、2013年1月に製造販売承認申請、2014年1月に「アントラサイクリン系抗悪性腫瘍剤の血管外漏出」に対する治療剤として承認を取得しました。


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