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医薬品

2010年9月17日

透析時高リン血症治療薬「酸化水酸化鉄製剤」に関するライセンス契約締結のお知らせ

 キッセイ薬品工業株式会社(本社:長野県松本市、代表取締役社長:神澤陸雄)は、ビフォーファーマ社(本社:スイスチューリヒ、CEO:David Ebsworth)が開発中の透析時高リン血症治療薬「酸化水酸化鉄製剤」について、日本での独占的開発・販売権取得に関する契約を締結しましたのでお知らせ致します。

 透析患者さんは、腎臓の機能低下により、食事によって吸収された余分なリンが腎臓から排泄されず、血清リン値が上昇して高リン血症を発症しやすくなります。高リン血症は、動脈硬化の原因となる血管の石灰化や、骨の変形、骨痛または骨折を誘発する可能性があり、適切な管理が必要とされます。
 現在、本疾患の治療は、食事療法によるリン摂取量の減量に加えて、消化管からのリン吸収を阻止するために様々なリン吸着薬が用いられています。
 本剤は、リンを吸着するために鉄(酸化水酸化鉄)を用いた新しいタイプの高リン血症治療薬です。また、水なしで服用できる可能性も示唆されており、透析患者さんへ新たな治療選択肢を提供できるものと期待しております。

 なお、ビフォーファーマ社では、欧米での第Ⅱ相臨床試験により本剤の有効性と安全性を確認しており、現在、第Ⅲ相臨床試験の準備中です。

 国内における慢性透析患者数は毎年増加しており、2009年末時点で約29万人に上ります。当社は透析領域において血液凝固阻止剤「フラグミン」及び活性型ビタミンD3製剤「フルスタン」の販売に加えて、本年5月には国内初のエリスロポエチン製剤のバイオ後続品として、「エポエチンアルファBS注JCR」を発売しております。本剤の導入は当社の透析領域における製品ラインアップのさらなる強化となります。



以上



≪ご参考≫

ビフォーファーマ社(Vifor Pharma)について
スイスの上場企業であるガレニカ社傘下の製薬会社で、2009年販売高は約400億円、従業員数は約1,300人の医療用医薬品及び一般用医薬品の研究・開発・製造・販売を手がける会社です。鉄欠乏性疾患の世界的マーケットリーダーであり、貧血、腎疾患及び自己免疫疾患分野の製品を主としています。

「酸化水酸化鉄製剤」について
ビフォーファーマ社で開発中の新しいリン吸着薬(コード:PA21)です。本剤は特に透析患者さんで使用され、過剰なリンを吸着し、リンの排泄を助けます。既に欧米で第Ⅱ相臨床試験が終了し、慢性透析患者さんにおける本剤の有効性と安全性が確認されています。現在、北米やヨーロッパにおいて第Ⅲ相臨床試験の準備中です。