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2011年11月30日
医療用医薬品カートン 「平成23年度関東地方発明表彰 発明奨励賞」受賞のお知らせ
キッセイ薬品工業株式会社(代表取締役社長 神澤陸雄)は、この度、当社が意匠権を取得している医療用医薬品のカートン(包装用箱)に採用した包装デザイン(カートン捺印部のカード化、詳細は≪ご参考≫を参照)について、社団法人発明協会が主催する「平成23年度関東地方発明表彰」において、発明奨励賞を受賞しましたのでお知らせ致します。
カートン捺印部のカード化に関する受賞は、昨年10月に社団法人日本包装技術協会が主催し行われた「2010日本パッケージングコンテスト(第32回)」における最高賞「ジャパンスター賞」に続くものです。
当社は今後も創薬研究開発型企業として、新薬の研究、開発を推進するとともに、製品改良等による、より良い製品の提供に取り組んで参ります。
以上
≪ご参考≫
※カートン捺印部のカード化及び使用例
薬局等で医薬品を保管する際にカートンは廃棄されることがありますが、カートンに表示されている製品名・製造番号・使用期限・バーコード等は、在庫管理上必要な情報であるため、これらが記載された部分はハサミ等で切り取られ、医薬品とともに保管されるケースが多い状況にあります。
そこで当社は、薬局等における作業の簡便化を検討した結果、管理上必要な上記情報をカートンの特定部分(以下「カートン捺印部」)に集約して記載するとともに、その周辺にミシン目を入れ、カード状に簡単に切り取ることができる仕様に改良しました(医薬品カートンとして国内初の仕様であり、意匠登録済み)。
これにより、ハサミ等を使用せずにカートン捺印部を素手で簡単に切り取ることができるようになり、切り取ったカードは、在庫管理のために医薬品と一緒に保管したり、保管棚の見出しとして使用いただけるようになりました。本仕様は、一昨年2月に発売した前立腺肥大症に伴う排尿障害改善薬「ユリーフ錠」のカートンから採用し、現在では対象全製品への採用が終了しております。
※地方発明表彰の概要
名称: 平成23年度関東地方発明表彰 (表彰式: 11月30日(水))
特色: 地方発明表彰は、各地方における発明の奨励・育成を図り、科学技術の向上と地域産業の振興に寄与することを目的として、社団法人発明協会が大正10年に創設しました。全国を北海道、東北、関東、中部、近畿、中国、四国及び九州の8地方に分け、各地方において優秀な発明・考案・意匠を完成された方々、発明等の実施化に尽力された方々、発明等の指導・奨励・育成に貢献された方々の功績を称え表彰するものです。
発明奨励賞は、優秀な発明等を完成し、その実施効果が高く、地域産業の向上に寄与していると認められる発明者等を対象として贈呈される賞のひとつです。
主催: 社団法人発明協会
後援: 文部科学省、特許庁、中小企業庁、日本弁理士会等