シェーグレン症候群の原因はまだわかっておらず、根本的な治療法は今のところありませんが、日々進歩しています。
また、症状をやわらげる方法はいくつもあり、お薬などを使うことで、より快適な生活を送ることができます。困っている症状は積極的に改善することが大切です。
服薬
お薬を飲むことで、唾液の分泌を促します。
現在は、唾液腺を直接刺激することで唾液そのものを出しやすくする「ピロカルピン塩酸塩」や「セビメリン塩酸塩水和物」がおもに使われています。
| 種類 | 一般名(薬品名) |
|---|---|
| ムスカリン受容体作動薬 | ピロカルピン塩酸塩 |
| セビメリン塩酸塩水和物 | |
| アネトールトリチオン | |
| 気道粘液溶解剤 | ブロムヘキシン塩酸塩 |
| 漢方薬 | 人参養栄湯 |
| 麦門冬湯 | |
| 白虎加人参湯 |
水分補給・保湿
水分補給や、人工唾液スプレー、保湿成分が入った液(ウェットケア、ウェットケアプラス)、ジェル、軟膏などで口の粘膜を乾燥から守ります。
うがい
唾液が出にくい患者さんは虫歯になりやすいため、うがい薬で口の中を清潔に保ちます。

目薬
できるだけ防腐剤の入っていない目薬を使用し、涙を補充します。
涙が出にくいと防腐剤が洗い流されずに角結膜の表面に残りやすいためです。
ドライアイ眼鏡
枠にビニール製のカバーが付いた眼鏡をかけることで、涙の蒸発を防ぎます。
涙点プラグ
涙の排出口である涙点を閉じることで、涙の排出を防ぎます。

*そのほかにも、症状に合わせた治療が行われます。
![[第3幕]シェーグレン症候群が疑われたら](imgs/h1.gif)
