働き方を知る
(生物) 創薬合成研究者
(合成)
コミュニケーション
どのように研究活動を
進めていますか?
キッセイでは、一つのテーマに対して合成、生物、分子設計、薬物動態の研究者がアサインされてプロジェクトを進めます。現在携わっているテーマはまだ初期段階なので少人数で検討を行っていて、その中で私は合成研究者として化合物のデザインと合成を担当しています。
私は生物研究者として合成された化合物を評価し、その結果を合成研究者へフィードバックしています。現在は二人で同じテーマを担当していて、上司や関係部署の方々のサポートを受けつつ、今後のテーマ推進について担当者同士で話し合い、仕事を進めています。
合成 普段からよく実験室に顔を出してくれるので、「結果どうだった?」「次どうする?」と話し合いながら進めています。年齢が近いということもあって何でも相談しやすいですね。
生物 コミュニケーションをとりやすいことはキッセイの強みの一つだと思います。部署の垣根を越えて情報を共有する事を大切にしていて、意見交換をしやすい職場環境が作られています。また、私達のような若手にも重要な仕事を任せてくれることにも魅力を感じています。
合成 そうですね、研究者に大きな裁量を与えてくれている会社だと思います。
生物 それがプレッシャーになることもありますが、困ったときには相談にのってくれる上司や先輩もいますし、何より、若手の意見や発想も大切にしてもらえるので非常に励みになります。会社に来るのがすごく楽しいです。
合成 自分が作ったものがくすりになって患者さんの手に届くかもしれないと考えると、身が引き締まります。新薬の創製というとても難しいことに挑戦していますが、患者さんの想いに応えるため、研究所の仲間と協力して創薬研究を続けていきたいですね。
お互いに期待することは?
新薬の創製に向けた課題は、化合物の活性の向上だけでなく、副作用の予測と回避など以前に比べて増えており、合成研究者に対する期待は非常に大きいです。これまでも克服困難な課題にもチャレンジし、達成してくれていますので今後も期待しています。
ありがとうございます。
合成研究の立場からは、どういった評価系をクリアすれば目指すべきものが出来るのかという具体的な道筋を作ってくれることを期待しています。今の担当テーマをさらにステージアップしていきたいと思っているので、「どのような化合物を作るか」「どのような医薬品を目指すか」という共通認識を今以上にしっかり持ちながら仕事を進めていきたいですね。
生物 そうですね、創薬は決して一人ではできませんので、研究者同士が同じ意識で取り組むということは重要だと思います。新薬を患者さんにお届けするという目標のもと、お互いに刺激し合いながら研究を進めていきたいですね。
どのような人が活躍していますか?
合成研究は、「目標とする医薬品像を満たすにはどのような化合物を作るか」という化合物のデザインから始まります。そこに一番のやりがいがあって、その段階のアイデアには個人の特色が出ます。独創的な発想に基づく試みにもどんどんチャレンジしている先輩や後輩の姿を見ると、とても刺激になり、「自分も頑張ろう」という気持ちになります。
生物研究では、予想を超える化合物の発見に期待し、新しい実験系の構築を行っている人が多いと思います。また、製薬企業の研究所には様々な専門家が集まっているので、積極的に人と関わり,知識を深めることに意欲的な人が活躍していると思います。
合成 そうですね。研究を進めるうえである程度の意思統一がないと進まない場面が多いので、研究者には自分の考えをしっかり伝えたり、メンバーの考えをきちんと理解したりしていくことが求められますよね。そういったことに面白みを感じる方と一緒に働きたいですね。
生物 それと、キッセイの研究所のロケーションが好きな人がいいですね。四季を五感で楽しんでいる人が本当に多いです。豊かな自然環境の中で研究に打ち込みたい人には打ってつけだと思います。