一般・患者さん・ご家族の皆さま

医療関係者の皆さま

株主・投資家の皆さま

ニュースリリース

企業情報

研究開発活動

CSR活動

キッセイの想い。

  • 2017
  • 2016
  • 2015
  • 2014
  • 2013
  • 2017
  • 2016
  • 2015
  • 2014
  • 2013

ニュースリリース一覧に戻る

医薬品

2002年8月 5日

血糖降下剤「ミチグリニド」の販売契約締結のお知らせ

キッセイ薬品工業株式会社
武田薬品工業株式会社



 キッセイ薬品工業株式会社(代表取締役社長:神澤陸雄)と武田薬品工業株式会社(代表取締役社長:武田國男)は、キッセイ薬品が創製・開発し、現在製造承認申請準備中の速効型食後血糖降下剤「ミチグリニド」(開発コード:KAD-1229)の日本国内における共同販売(併売)について合意し、8月5日(月)に販売契約を締結しましたのでお知らせいたします。

 本契約により、キッセイ薬品は本剤の製造承認取得後、武田薬品に製品を供給し、日本国内において同一品名にて武田薬品と共同販売いたします。

 現在日本において糖尿病の患者数は増加の一途をたどっており、糖尿病合併症の発症、進展を抑制するために個々の患者さんの病態に応じた治療が強く望まれています。ミチグリニドは、心血管疾患等の糖尿病合併症の独立した危険因子として近年重要視されてきている食後の高血糖を抑制し、血糖を良好にコントロールする薬剤です。また、従来のインスリン分泌促進剤(SU剤)に比べ、低血糖を惹起しにくく、膵β細胞の疲弊軽減も期待できることから、糖尿病治療の質の向上に寄与するものと期待されます。


[両社コメント]

キッセイ薬品 : 常務取締役経営企画本部長 味澤 幸義
 「当社は『世界の人びとの健康に貢献できる独創的な医薬品を開発し提供する創薬研究開発型企業』を目指しています。当社が創製・開発したミチグリニドを武田薬品工業株式会社と共同販売することにより、本剤が多くの糖尿病患者さんに提供され、医療の向上に貢献することを期待します。当社ではミチグリニドのほかに選択的SGLT2阻害剤などの糖尿病治療薬の研究開発を推進しており、引き続き独創的な医薬品を開発・提供することにより世界の人びとの健康に貢献したいと考えています。」

武田薬品 : 取締役医薬営業本部長 山岡 眞
 「当社は『優れた医薬品の創出を通じて人々の健康と医療の未来に貢献する』との経営理念のもと、患者さんが急増する生活習慣病を重点領域のひとつとして注力しております。
 今般、生活習慣病の一分野である糖尿病領域において、既に販売している「ベイスン®」、「アクトス®」に加えて、新しいタイプのインスリン分泌促進剤である本剤の共同販売により、キッセイ薬品工業株式会社と協力し、個々の患者さんの病態に応じた糖尿病治療に寄与し、より多くの患者さんのQOL(生活の質)の向上に貢献できることは大変有意義と考えます。」


以上



≪ ご参考 ≫

1.ミチグリニドについて
 ミチグリニドは低用量で有効な速効型・短時間作用型インスリン分泌促進剤としてキッセイ薬品工業株式会社により創製・開発されました。従来のインスリン分泌促進剤(SU剤)に比べ服用後速やかに効果を発現することから、心血管疾患等の糖尿病合併症の独立した危険因子として近年重要視されてきている食後の高血糖を抑制し、血糖を良好にコントロールするユニークな血糖降下剤です。また、作用持続時間が短いため、従来のSU剤に比べ、低血糖を惹起しにくく、インスリンを分泌する膵臓のβ細胞の疲弊を軽減することが期待されます。
 先般終了した第Ⅲ相二重盲検比較臨床試験において、ミチグリニドは血糖コントロールの指標であるHbA1c、食後血糖値ならびに空腹時血糖値を有意に改善するとともに、血糖降下剤で最も懸念される低血糖症状などの副作用発現率はプラセボ群と差がない程度に低いことが確認されました。

2.ミチグリニドの製造承認申請について
 キッセイ薬品では、年内に厚生労働省に対し本剤の製造承認申請を行う予定です。 

3.ミチグリニドの海外における開発状況について
 欧州ならびに中国を含むアジア地域等については、フランスのセルヴィエ社に技術導出しており、現在同社により欧州を中心として第Ⅲ相比較臨床試験が進められています。米国においてはキッセイ薬品の現地法人キッセイ ファーマU.S.A.により第Ⅱ相臨床試験が進められています。

4.選択的SGLT2阻害剤とは
 腎臓に特異的に発現している糖の再吸収にかかわる輸送ポンプであるSGLT2を選択的に阻害することにより、尿細管における糖の再吸収を抑制し過剰な糖を尿中に排泄させ、血糖値を正常化させる薬剤です。