研究開発について
健康と幸福は、世界の人びとの共通の願いです。
キッセイは、「純良医薬品を通じて社会に貢献する」「会社構成員を通じて社会に奉仕する」との経営理念のもと、人びとの健康に貢献できる独創的新薬の研究開発に挑戦してきました。
「研究開発なくして製薬企業にあらず」。創立当初からキッセイに受け継がれているこの言葉は、研究開発がキッセイのバックボーンであることを示すとともに、「新薬により、一人でも多くの人たちが病気の苦しみから立ち直り、一日でも早く笑顔と喜びに満ちた日々を送れるように」との社員一人ひとりの新薬創造への熱い思いが込められています。生命科学の目覚しい進歩は、人びとの健康と幸福に大きく貢献してきました。しかし、いまだに治療法の確立していない疾患や治療満足度の低い疾患は多く、有用性の高い新しい治療薬が求められています。
キッセイは、これからも生命科学の進歩を常に取り入れ、研究開発力を強化し、創薬に挑戦し続けることにより、イノベーションの成果としての優れた医薬品を世界の人びとに提供します。
研究開発領域
キッセイの重点研究・開発領域は、泌尿器、腎・透析領域、および難病・希少疾病領域で、これらの領域に経営資源を重点的に投下し、独自性・競争優位性の高い医薬品の創出に注力しています。また、自社創薬については、低分子創薬にフォーカスし、低分子の強みを生かせる標的に対して、従来にない革新性・有用性を実現可能な新薬の創製を目指して、化合物の創製・評価技術の強化に努めています。オープンイノベーションと、AIを含むデジタル技術を活用し、創薬研究のスピードとクオリティを追求します。
長年の研究開発を経て発売した選択的α1A遮断薬「ユリーフ」は、投与早期から前立腺肥大症に伴う排尿障害を改善。患者さんのQOL向上に貢献する新しい治療薬として高く評価されており、現在、日本をはじめ、米国、欧州等で発売されています。
今後もキッセイ発の新薬が世界の患者さんに提供されることを願い、研究者は今日も新薬の研究に情熱を注ぎます。