医薬品
2000年2月23日
経皮吸収エストラジオール製剤 エストラダームM新発売のお知らせ
キッセイ薬品工業株式会社(代表取締役社長 神澤陸雄)は、経皮吸収エストラジオール製剤「エストラダームM」を2月24日より新発売しますのでお知らせ致します。
「エストラダームM」は、卵巣から産生・分泌されるエストロゲン(卵胞ホルモン)のうち、生理活性の最も高い17β-エストラジオールを主成分とする貼付剤で、卵巣機能の低下・消失により欠乏したエストラジオールを補充することにより、更年期障害及び卵巣欠落症状に伴うHot flush(のぼせ、ほてり)、発汗などの血管運動神経症状や泌尿生殖器の萎縮症状を改善します。
貼付剤は有効成分が経皮吸収されるため、経口剤に比べて肝臓での初回通過効果(肝臓での代謝)を受けず、必要最小量で血中濃度を長時間一定に維持できる、などの特長を有しています。
本製品はノバルティス ファーマ株式会社及び同社の製造子会社である日本チバガイギー株式会社、並びに久光製薬株式会社が共同で開発し、昨年10月に日本チバガイギー株式会社が製造承認を取得した製品です。新技術の活用によりアルコールを含まない製剤化に成功し、皮膚刺激の改善が図られています。
産婦人科領域は当社の重点領域の一つであり、営業・研究開発の両面で強化を進めております。産科領域の切迫流・早産治療剤「ウテメリン」に加え、この度新たに婦人科領域の本製品が発売されることにより、当社の領域戦略が一層スピードを増して推進されることとなります。
以上