医薬品
2015年11月20日
子宮内膜症治療薬「KLH-2109(開発番号)」のオブシーバ社への技術導出契約締結のお知らせ
キッセイ薬品工業株式会社(本社:長野県松本市、代表取締役会長兼最高経営責任者:神澤陸雄)は、キッセイ薬品が創製した子宮内膜症治療薬(開発番号:KLH-2109、以下本剤)についての独占的開発及び販売権をオブシーバ社(本社:スイス、CEO:Ernest Loumaye)に許諾する契約を締結しましたのでお知らせ致します。
本契約により、キッセイ薬品はオブシーバ社に対して日本など一部のアジアを除く全世界における本剤の独占的権利を許諾し、オブシーバ社より契約一時金、開発段階に応じたマイルストンを受け、またオブシーバ社に原薬を供給します。
本剤は、新規の経口投与可能なGnRH(ゴナドトロピン放出ホルモン)アンタゴニストであり、下垂体に存在するGnRH受容体においてGnRHと拮抗し、性腺刺激ホルモンであるゴナドトロピンの分泌を抑制することで、効果を発揮します。現在、国内において第Ⅱ相臨床試験が進行しています。
キッセイ薬品は新薬の研究開発に注力するとともに、創製品のライセンスアウトによる国際展開を図っております。引き続き、世界の人びとの健康に貢献できる新薬の開発を積極的に推進してまいります。
以上
《オブシーバ社の概要》
会社名: ObsEva SA
所在地: スイス ジュネーブ
設立 : 2012年11月
CEO: Ernest Loumaye (アーネスト・ルメイ)
オブシーバ社は、臨床開発に特化したベンチャー企業です。世界的に患者さんが増加していながら、まだ十分な医療の手が行き届いていない産婦人科領域における疾患を最重要ターゲットとしています。
オブシーバ社の詳細については、公式ウェブサイト (http://www.obseva.com/) をご参照ください。
子宮内膜症治療薬「KLH-2109(開発番号)」のオブシーバ社への技術導出契約締結のお知らせ 【PDF/210.9 KB】