医薬品
2017年4月24日
KCT-0809の開発中止について
キッセイ薬品工業株式会社(代表取締役会長兼最高経営責任者:神澤陸雄)は、シェーグレン症候群に伴うドライアイ治療薬KCT-0809の開発中止を決定いたしましたので、お知らせいたします。
本剤は、有効成分である「オザグレル」の用途特許を保有するテイカ製薬株式会社(本社:富山県富山市、以下「テイカ製薬」)と共同で開発を進めていたテーマです。日本での第Ⅲ相臨床試験結果において、期待していた有効性を明確には見いだせなかったことから、今後の開発方針についてテイカ製薬と慎重に検討いたしました結果、この度、本剤の開発を中止することといたしました。
なお、本件による、当社の2018年3月期の業績に与える影響は軽微です。
以上
《ご参考》
シェーグレン症候群に伴うドライアイ
シェーグレン症候群は、唾液や涙をつくり出している唾液腺や涙腺などの外分泌腺に慢性的な炎症がおこる病気で、自己免疫疾患(免疫システムに異常がおこり、自分の正常な組織を攻撃してしまう病気)のひとつです。唾液腺や涙腺の働きが低下し、唾液や涙が出にくくなることで、ドライマウス(口の渇き)やドライアイ(目の渇き)といった乾燥症状があらわれます。
KCT-0809の開発中止について 【PDF/161.4 KB】