リボルナバイオサイエンス社との創薬共同研究契約締結のお知らせ

　キッセイ薬品工業株式会社（代表取締役会長兼最高経営責任者：神澤陸雄、以下、「当社」）は、この度、株式会社リボルナバイオサイエンス（本部：神奈川県藤沢市、代表取締役：富士晃嗣、以下、「リボルナ社」）と遺伝性希少疾患領域の新規医薬品候補化合物の創製を目的とした共同研究契約を締結したことをお知らせします。

　本契約に基づき、両社は、リボルナ社独自のRNAを標的とする低分子医薬品創薬技術を用い、難治性の遺伝性希少疾患を対象とした創薬研究を共同で実施します。当社は、リボルナ社に対して、契約一時金、研究費用ならびに、研究・開発・販売の進捗に従い、マイルストンと売上高に応じたロイヤルティを支払います。また、当社は、共同研究において創製され、目標条件を達成した開発候補化合物を全世界で開発・商業化する権利を保有します。

　当社の代表取締役会長兼最高経営責任者である神澤陸雄は、「当社は、創薬研究開発型企業として、革新的な低分子創薬の実現に向け、積極的にオープンイノベーションに取り組んでいます。本共同研究により、リボルナ社の革新的な創薬プラットフォームと、当社の低分子創薬力を結集することで独創的な医薬品の研究開発を加速し、難治性希少疾患の治療薬の創製を目指します」と述べています。

　リボルナ社の代表取締役である富士晃嗣氏は、「当社の創薬プラットフォームとキッセイ薬品が持つ高い研究開発力を最大限生かした共同研究が実施できることを大変嬉しく思います。希少疾患治療薬の創薬研究における様々な課題に対し、キッセイ薬品との協働を通じて、画期的な知見の獲得ならびに独創的な医薬品の創出に挑戦して参ります」と述べています。

　なお、本件を織り込んだ、2025年3月期の連結業績予想については、2024年11月5日に予定する2025年3月期第2四半期決算発表時に開示する予定です。

以上

《ご参考》

株式会社リボルナバイオサイエンスについて
　リボルナ社は、RNA機能の正常化により根本治療効果を示す革新的な経口型医薬品の創薬研究を行っています。タンパク質合成を司るRNAを創薬標的とすることで、リボルナ社は、これまで治療困難であった疾患に対し、新たなアプローチの医薬品の提供に取り組んでおり、遺伝性希少疾患に苦しむ患者さんとそのご家族が、生まれ変わったと実感できる新薬を提供することで社会貢献を目指しています。詳細は、http://rebornabiosciences.comをご参照ください。

リボルナバイオサイエンス社との創薬共同研究契約締結のお知らせ 【PDF/197.0 KB】