外食の楽しみ方〜洋食編〜

外出をした時の外食は楽しみのひとつです。

外食時の注意点やメニューの選び方については『和食編』で紹介の通りです。 まだ読んでいない方はご一読下さい。

今回は、洋食を食べる際の注意点について紹介します。

外食の楽しみ方〜洋食編〜
このメニューの栄養成分 1食あたりの目安量※1 目安量との比較
エネルギー:1,267kcal
たんぱく質:41.2g
カリウム:1,158mg
リン:469mg
食塩相当量:3.4g
エネルギー:596kcal
たんぱく質:19.3g
カリウム:667mg
リン:289mg
食塩相当量:2g
エネルギー: 213% たんぱく質:213% カリウム:174% リン:162% 食塩相当量:170%

このメニューの栄養成分

エネルギー:1,267kcal
たんぱく質:41.2g
カリウム:1,158mg
リン:469mg
食塩相当量:3.4g

1食あたりの目安量※1

エネルギー:596kcal
たんぱく質:19.3g
カリウム:667mg
リン:289mg
食塩相当量:2g

目安量との比較

エネルギー: 213% たんぱく質:213% カリウム:174% リン:162% 食塩相当量:170%

※1

:標準体重50~60kg(55kgで算出)、週3回血液透析の方の場合
   食事療法基準※2に基づいて、1日を3等分にして上記の通りに算出
(目安量は体重によって個人差がありますので、具体的な量については「これだけは知っておきたい食事管理のポイント」をご参照ください。)

※2

:日本腎臓学会編「慢性腎臓病に対する食事療法基準2014年版」、東京医学社、2014

※このメニューの栄養成分は一例です。セットの内容によって成分は異なりますので、ひとつのご参考としてください。

このメニューを食べるときのポイントは
ー食べる量を調整しましょうー

栄養バランスは単品メニューより良く、塩分は和食より少ないですが、すべて食べてしまうとエネルギー、塩分、リン、カリウムなどが目標量をオーバーしてしまいますので、食べる量を調整しましょう。

減塩のためにできる工夫は?

ソース

ハンバーグにかけてある場合、お皿に余ったソースは残しましょう。できればソースは別添えに注文し、かける量も調整すると減塩につながります。

コーンスープ

約1gの塩分が含まれます。控えめにしましょう。



<ワンポイントアドバイス>
主食をパンとライスから選択できる場合は、『ライス』を選びましょう。
パン1食分(ロールパン2個分)には約1gの食塩が含まれています。
「リン制限」を指示されている方は?

ハンバーグ

大きさにもよりますが、目玉焼きと一緒に3分の1は残しましょう。
また、肉は赤身のものほどリンが多く含まれています。


<ワンポイントアドバイス>
チーズハンバーグはリンや塩分がさらに多くなります。なるべくシンプルなハンバーグのメニューを選ぶと良いでしょう。
洋食はチーズや牛乳などの乳製品を使ったメニューが多く、リンの摂取量が多くなりがちですので、メニューの選び方や食べる量に注意しましょう。
「カリウム制限」を指示されている方は?

ハンバーグ

ハンバーグの量を減らすと、リンと同様にカリウムの摂取量も抑えられます。

フライドポテト

いも類にはカリウムが多く含まれています。
残すか、食べる量を減らすことも必要です。

コーンスープ

コーンにはカリウムが多く含まれています。
残すか、飲む量を減らすことも必要です。

生果物

デザートのフルーツは残す、または食べるとしても、一口程度にしましょう。
とくにバナナ、キウイフルーツ、メロンは要注意です。


<ワンポイントアドバイス>
ハンバーグを3分の1量、コーンスープ、フライドポテトを残すと、カリウムを全体の約半分程度に減らすことができます。
最後に・・・
◇洋食のメニューは、見た目以上に高エネルギーのものがあります。おかずの組み合わせによっては、カリウム、リンの摂取量が多すぎてしまいますので残す工夫が必要です。
◇食べすぎてしまったときは、次の食事で食べる量を調整しましょう!