透析について考える

このコーナーでは、透析患者さんの治療や暮らしを支える、いろいろな職種の「サポーター」をご紹介。困ったときや不安なときに誰を頼ればよいかがわかります。

ケアマネジャー(介護支援専門員)

介護が必要な人と医療・福祉サービスのつなぎ役

ケアマネジャーは、介護サービスを希望する人に対して、その状態などに応じて適切なサービスや制度を受けられるように調整する介護保険のスペシャリストです。
介護保険を利用するには、「要介護認定(要支援1・2、要介護1〜5の7段階)」を受ける必要があります。ケアマネジャーは、要介護1〜5と認定された人に対し、本人と家族の相談に応じて介護サービスの内容やスケジュールを記載した「ケアプラン(介護サービス計画)」を作成します。また、介護サービス利用開始後も、引き続き利用者や家族の相談にのってくれます。一方、要支援1・2と認定された人は、地域包括支援センターが担当します。
近年、透析患者さんの高齢化が進み、介護支援が必要な人はさらに増えることが予想されます。通院を続けながら、住み慣れた居宅で安心して暮らせるよう、ケアマネジャーは介護支援に関する豊富な知識と経験を活かし、適切なプランを考えてくれます。
担当のケアマネジャーは自分で選ぶことができます。探す際は、住んでいる市区町村の介護保険課や地域包括支援センター、医療機関に相談するとよいでしょう。

ケアマネジャーに相談できること

  • 身体状態や日常生活動作(ADL)に関すること、介助の方法に関すること
  • 介護サービスの内容に関すること(居宅での介護サービス、施設での介護サービス、福祉用具、住環境の不安など)
  • 在宅介護サービスや地域の介護施設について

など

※サポーターの仕事内容や患者さんへの関わり方は、医療機関により異なる場合があります。
詳しくはかかりつけの医療機関にお問い合わせください。

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