透析について考える

このコーナーでは、透析患者さんの治療や暮らしを支える、いろいろな職種の「サポーター」をご紹介。困ったときや不安なときに誰を頼ればよいかがわかります。

透析施設以外の医療機関

透析患者さんであることを考慮して治療を行う

透析施設以外の医療機関には、内科や整形外科、眼科、歯科などさまざまな診療科があり、それぞれの専門性を活かした診断、治療を行っています。
一見すると、透析とは無関係に思える診療科でも、透析患者さんにとって大切な医療機関となる場合があります。
医師は診察にあたり、患者さんが他にどんな病気にかかっていて、どんな治療を受けているかを必ず確認します。それらの情報は、安全に治療を進める上でとても重要であり、状況によっては、治療方針を変更したり、薬の種類や量を調整したりする必要があるからです。

特に、透析患者さんは腎機能が低下しているため薬が効き過ぎたり、透析で使う抗凝固薬の影響で出血が止まりにくい状態となっていたりすることもあるので、細心の注意を払います。その際、透析施設からの紹介状(診療情報提供書)があると、患者さんの体の状態や治療状況についてより正確に知ることができ、それらを考慮して治療や薬の処方を行うことができるので安心です。また、お薬手帳や透析治療の内容を記した書類をお持ちであれば、持参することをお勧めします。
中には、近隣の透析施設と連携して治療にあたっている医療機関もあり、診療科の枠を超えて透析患者さんの治療をサポートしています。

透析施設以外の医療機関が行うこと

  • それぞれの診療科の特性に応じた検査、診断、治療
  • 現在治療中の疾患、受けている治療、服用している薬の確認

など

※サポーターの仕事内容や患者さんへの関わり方は、医療機関により異なる場合があります。
詳しくはかかりつけの医療機関にお問い合わせください。

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